良質な長寿命住宅

良質な長寿命住宅

次の世代につながる家

「木」の特性を活かして建てた建築物は日本の風土に調和します。
日本最古の木造建築物といわれる法隆寺を見ても、1000年以上維持していることでもわかります。
シンコーホームで使用する柱・梁・桁・土台・大引などの全ての構造材は、含水率20%以下にした良質の乾燥材を使用。
良質の素材と進化した施工技術により、住まいと住まいの価値を次の世代につなげる努力をしています。

日本の住宅は、従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを造って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会へと転換を迫られています。
2006年施行の「住生活基本法」により、国は住宅の長寿化と中古市場の活性化の基本的施策を掲げました。
国土交通省は、長期にわたり良好な状態で住み続けるための措置が講じられた住宅(長期優良住宅)への税制優遇や助成金による普及活動を行っています。

長期優良住宅の認定基準

国土交通省により「長期優良住宅」と認定されると下記のメリットがあります。

■住宅ローンの金利が引き下げられます
■税金が軽減されます
■住宅ローン利用の場合「住宅借入金等特別控除」の適用を受けることができます
「長期優良住宅」を新築又は購入した場合は、一般の住宅と比較して所得税の控除額が大きくなります
■登録免許税、不動産所得税、固定資産税が軽減されます
■地震保険の割引(地震保険料の割引商品を扱う損害保険会社による)

長期優良住宅法関連情報を確認する

シンコーホームでは国土交通省認定の長期優良住宅をお薦めしています。
住みやすさやデザインと共に、安心・安全で長く住み続けられる住宅を重視してきたシンコーホームは、長期優良住宅の設計・管理・アフターメンテナンスも得意としています。

たった30年で建替え時期となる日本の住宅は、世界各国と比べてとても短命です。
戦後日本の住宅づくりの基本だった「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「良いものをつくって、きちんと手入れをし、大切に住み継ぐ」ストック活用型の社会への転換を迫られています。
また、長期にわたり使用することで住宅の解体や除却に伴う廃棄物排出を抑制し、環境への負荷を低減するとともに、建替えに係る費用の削減によって住宅に対する負担を軽減し、より豊かでより優しい暮らしへの転換を図ることを目的としています。
国は長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅(長期優良住宅)の普及促進をしています。
シンコーホームでは無垢材を使用した頑強構造で、数世代にわたり住み継ぐことの出来る住宅の長寿命化を促進しています。また、維持・補修・メンテナンスを行うことで、自然素材の経年変化を楽しめる長期優良住宅を目指します。

耐久性を上げる基礎工事

より頑丈な鉄筋コンクリートベタ基礎とより通気性の高い換気方法

基礎の立ち上がりの部分の幅は、基準の120㎜を上回る150㎜とし、より頑強な基礎が家をしっかり守ります。
基礎内の床下換気を確保するために、基礎パッキン工法を用いています。基礎パッキン工法とは、通気性を持つパッキン材を基礎と土台の間に挟むことで、高い通気性を確保し、湿気による腐食を未然に防ぎ、建物の耐久性を向上させる効果があります。
基礎パッキン工法による床下全周換気は、従来の床下換気口を確保する工法に比べ1.5~2倍の換気性能を実現します。
土台の腐れを防ぐとともに、シロアリを寄せ付けにくくなり、完璧な換気効果を保ち、換気口を設けないため基礎にクラックが入るのを防ぎます。

素材の含水率

シンコーホームは木にこだわり、木を科学し、木を活かします。
シンコーホームは含水率20%以下の乾燥無垢材にこだわっています。木に含まれる水分を表す数値を「含水率」と言います。
木材は水分を吸収すると膨張し、水分が抜けると収縮します。
反ったり、ねじれたり、割れたりするのは木材に含まれる水分の量が原因なのです。

含水率20%以下の無垢乾燥材の利点

■乾燥収縮に伴う狂いや割れが防げます
■カビ・腐朽菌の発生を防ぎます
■強度が強くなります
■重量が軽くできます
■加工性が高くなります
■シロアリに強くなります(シロアリが住めなくなります)

シロアリ対策


シンコーホームの土台には、カビやダニが発生しにくくシロアリを寄せ付けない無垢のヒノキ材に、防腐・防蟻処理剤を加圧注入したものを使用しています。
また、大引・柱・筋交いなど構造材の基礎から1m以上の範囲に吸湿・防腐・防蟻の効果を発揮するホウ酸塩から作られたエコボロンPROを塗布してシロアリ対策を行っています。
ホウ酸塩は安定した無機物なので分解されず、また揮発・蒸発することもないため、非接地・非曝露の条件下では効果が長期間に渡って維持します。
防腐・防蟻(シロアリ)・防虫に効果を発揮します。また、ホウ酸塩は非常に安定しており揮発蒸発することがないので、部屋の空気を汚さず、シックハウスの心配はありません。
2011年9月、(社)日本木材保存協会の認定薬剤として登録。長期優良住宅・劣化等級3に対応できます。

瑕疵担保責任から契約不適合責任へ

全ての新築住宅において、瑕疵担保責任を10年義務化としています。構造体力上主要な部分等にあった瑕疵について、新築受け渡しの日から10年間、売り主が保証するものです。
また、工事請負契約約款では2020年4月の民法改正により、「瑕疵担保責任」という概念は廃止され、「契約不適合責任」に変わりました。「契約不適合責任」では従来からある“損害賠償請求”や“契約解除”は請求される範囲が広がり、売り主が負う責任はより重くなりました。