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家づくりに関わる支払いのタイミングと必要な費用は?

2022年5月27日

ほとんどの人が一生に一度の買い物といわれる「家」。

今回は意外に知られていない支払いのタイミングについてお話します。
いつまでにどんな費用を用意すればいいのか、事前に把握しておき、余裕をもった資金計画を立てましょう。

家づくりの費用を支払うタイミング・流れ

土地を購入して家を建てる費用を支払うタイミングは「土地購入時」「建物の建築時」「購入後」の3つにわけることができます。建設会社への支払い額は各社異なるので、契約前に確認しておきましょう。

一般的に大まかな支払いの流れは次の通りです。

項目 支払い時期
土地購入
  • 土地契約時
  • 引き渡し時
建物建築
  • 建築請負契約時
  • 着工時
  • 上棟時
  • 引き渡し時
購入後
  • 引越し代
  • 不動産取得税などの税金
  • ローン返済
  • 修繕費

土地購入に必要な費用

土地契約時

  • 手付金
    売買契約の時に買主が売主に支払うお金。購入代金の5~10%支払うのが一般的。
  • 仲介手数料半金
    土地を購入する際に仲介してもらう不動産会社に支払う手数料。引き渡し時に残りを清算。仲介手数料=(売買代金×3%+6万円)×10%(消費税)が上限。
  • 印紙代
    土地の価格によって異なる(軽減税率適応)。

土地引き渡し時

  • 土地代金
    土地代金から手付金を引いた額。
  • 仲介手数料残金
    売買契約時で支払った仲介手数料の残金。
  • 登記費用
    所有権移転登記費用。土地の評価額の1.5%(※2023年3月31日までの登記)の費用を支払う。
  • 司法書士手数料
    所有権移転登記は一般的には司法書士に委託する、その手数料。
  • 固定資産税の日割り分
    土地の引き渡し日~その年の12月31日までの税額を日割り計算して売主に支払う。

建物の建設時に必要な費用

建築請負契約時

  • 契約金
    建設会社によって異なるが、契約金や手付金を請求する場合がある。契約金(手付金) は工事代金の10%が一般的。
  • 印紙代
    建物の価格によって異なる。

着工時

  • 着工時金
    会社によって違うが、工事代金の30%に設定している建築会社が多い。
  • 地鎮祭費用
    地鎮祭はお施主様が行うか行わないかを決める。行わない場合は発生しない。
  • 建築確認申請費用
    建築基準法や地方自治体の関連条例に基づいて建物が設計されているかを確認する申請。
  • 地盤調査費用
    地盤調査は建築会社ではなく、民間の指定会社で行う。地盤改良工事が必要な場合は別途で地盤改良費が必要になる。
  • 住宅性能評価取得費用
    住宅性能評価は第三者機関が品確法に基づき、評価基準が設けられている。評価を取得すると融資上の低金利に繋がる場合もある。

上棟時

  • 上棟時金
    工事代金の30%。
  • 上棟式の費用
    建設会社によって違う。

引渡し時

  • 完成時金
    残りの工事代金を支払う。
  • 登記費用
    建物の表題登記費用や所有権保存登記費用。
    表題登記は完成した家を法務局に登記することで、土地家屋調査士に依頼することが多い。所有権保存登記は建物の所有者を登記。登記費用として登録免許税が課税され、建物の評価額×0.15%(※2024年3月31日までの取得の一般の新築住宅)(※2024年3月31日までの取得の長期優良住宅・低炭素住宅の新築住宅は0.1%)に司法書士手数料が加算。
  • ローン費用
    住宅ローンの融資実行は建物の引渡しと同時に行う。その際に必要な費用として、保証料、団体信用生命保険料、融資手数料、印紙代などが該当。金融機関によって異なるうえ、つなぎ融資を利用した場合ローン費用が異なる。

購入後に必要な費用

引越し時またはそれ以降

  • 引越し代金
    引越し代金は個人によっても時期によっても違う。
    また、新たに家具や家電を購入する場合は予算を組んでおく方がいい。
  • 住宅ローン返済
    住宅ローンを利用した場合、毎月の借入返済が始まる。一般的には建物の引き渡しを受けた翌月、もしくは翌々月から開始。
  • 税金
    不動産取得税 家を取得した後、一度だけ支払う。一定の条件を満たせば控除の対象になる(※2024年3月31日まで)。
    固定資産税  翌年以降、毎年支払う(一定の条件を満たせば控除の対象になる)。
  • 修繕費用
    すぐに発生するものでないが、長く住んでいると修繕費用が発生してくる。暮らし方や環境に左右されることが多いが、計画的に修繕費を積み立てて準備しておくことが大切。

住宅ローンによる取得の場合の支払い方法

住宅ローンは完成した建物と土地に対して抵当権を設定して、それを担保にお金を借りるというシステムです。なので、住宅ローンを利用する場合は住宅の引き渡し後です。

そのため、住宅の引き渡し前に「土地の購入費」「着工金」「中間金」等の支払いが発生する場合には、住宅ローンとは別に資金を用意する必要があります。そのようなケースで住宅の引き渡し前に必要な資金を一時的に立て替えるためのローンがつなぎ融資です。

この他に分割融資もあります。

つなぎ融資とは

つなぎ融資は土地購入時、建設請負契約時、着工時、上棟時などに支払う場合、自己資金では賄えない場合に利用します。つなぎ融資には、住宅ローンと同様に諸費用が発生します。諸費用には借入れの契約時に必要な「印紙代」「事務手数料」等が必要です。

まとめ

3回に渡って、家づくりの資金計画についてお話しました。

土地代金と建物代金以外にもさまざまな費用が必要となり、建築後にも現金での支払いが必要なものが多くあることが理解できたでしょうか。
またこの他に、家づくりには色々な助成金・税優遇があります。国、地方自治体、時期によっても違うので、しっかり調べておくことをお勧めします。

家が完成するまでに必要な資金や予算の全体像をしっかり把握し、家族の将来や暮らしそのものが豊かになるような資金計画を立てていただくことが大切です。

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