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NE-STの認定に向けて施工が進んでいます

2023年4月8日

前回に続いて、今回もNE-ST認定住宅の施工現場をご紹介します。

無事上棟を終え、もうすぐ気密測定のM様邸

建替えのM様邸、前のお家の解体から始まりいよいよ上棟です。
心配していた雨もなく桜満開の晴れた春の一日となりました。

※上棟・・・柱や梁などの施工が終わり、屋根を支えるための棟木(むなぎ)を取り付けること


棟梁が建物の四方をお清めした後、施主様からのご挨拶と「ご安全に!」の発声でスタートです。一本目の柱を施主様・棟梁・監督が一緒に立てます。

10人の大工さんの動きにあわせ、家の形ができあがっていきます。M様邸は平屋。2階建てに比べて、早く家の形が出来上がっていきます。

午後からは日差しが強まり、暑い一日になりました。
「こんな経験、なかなかないですから」と、施主様が始めから最後までずっと見て下さりました。本当にありがとうございました。

夕方には、屋根の防水のための下葺き材を取り付けるルーフィングが終わり、今日の施工作業がおわります。

三日後、シロアリ対策の防蟻剤・エコボロンを塗りました。基礎天端(きそてんば)から1メートル以上の処理が推奨されていて、家の下の方が緑になっているところがエコボロンを塗ったところです。

※エコボロン・・・防蟻効果が高く、ホウ酸系で空気を汚さず安心・安全な防蟻剤
※天端・・ものや部材の頂点を意味する。ここでは基礎の頂点

高断熱・高気密のNE-ST住宅認定のためには、建てるお家のUA値とC値の基準をクリアしなくてはいけません。UA値は計算によりでていますが、C値は来週、気密測定をします。
NE-ST認定準備もすすんでいます。

基礎断熱工事終了、上棟準備のK様邸

もう一つの現場、T様邸。こちらもM様邸と同じスーパーウォール工法でNE-ST住宅。前回は、工事に着手する前の丁張中でしたが、あれから基礎断熱工事、基礎まわりのPPシート張りも終わりました。

その間に墨だしも終わっています。

※墨だし・・・柱の中心線や壁の仕上げ面の位置など、水平位置や中心位置となる基準線を書き出す作業のこと。実際の建築現場に、原寸大の設計図を正しく書いていくのが墨だし作業です。

写真のコンクリート部分に細い黒線が見えるのが、墨だしで書き出した基準線です。この作業は設計図通りの正しい精度の高い位置だしが要求されます。
家ができるまでには多くの作業がありますが、丈夫で安全な家を作るためには、どれひとつとっても大切な作業です。

この後、土台据え、先行足場でいよいよ来週は上棟です。

敷地内にある、しだれ桜が満開です。ご長女さんの入学とお家の上棟を、桜の花もお祝いしているようです。