ブログ

303段登って、甲辰の年の初詣

2024年1月13日

地震、事故と大きな出来事の年開けでした。
この度の震災により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興がなされますことを心よりお祈り申しあげます。

辰年の今年、辰年について少し調べてみました。

十二支に辰が入っているのはなぜ?

十二支の動物の中で辰は唯一の架空の生き物ですが、とても縁起の良い神聖な生き物だということです。

辰が十二支に入った理由は諸説ありますが、一つはもともと辰ではなくワニだったという説。中国では龍という漢字はワニという意味ももっていて、本来は辰ではなくワニの意味で使われたようです。

もう一つは、辰は中国では非常に縁起の良い生き物であり、権力を意味する動物だということで、干支の考え方を広めるために、縁起がよく神聖なイメージのある辰を十二支に選んだという説。

ちなみに、干支は中国から伝わった年や時間の数え方です。十二の動物で構成される干支は、正確には十二支(じゅうにし)に十干(じっかん)を合わせたものを指します。干支は12年で一回りしますが、十干との組みあわせが60通りあるため、60年で一回りする計算になります。60歳の誕生日を還暦といいますが、干支と十干が一巡りして暦が還ってもとに戻ったという意味だそうです。

初詣は天台宗の古刹「摩尼寺(まにでら)」へ

今年の初詣は、鳥取市覚寺にある「摩尼寺(まにでら)」にも参って来ました。
摩尼山は大山、三徳山と並ぶ天台宗の霊山で、古くから因幡に住む民が死後に彼岸に旅立つ際に一旦霊魂が滞留する場所として信仰を集めてきました。摩尼寺は摩尼山中腹にある由緒ある歴史の古いお寺です。本尊は千手観音菩薩、帝釈天を祀り湖山長者(鳥取県民話)の伝説が伝えられて、仁王門は県有形文化財に、本堂・鐘楼・山門は国の登録有形文化財に指定されています。

本堂まで303段の石段です。何十年かぶりに登りましたが、さすがに疲れました(後で住職さんに、今は車で上がれる道があると教えて頂きました)。

本堂、仁王門には多くの彫刻があり、本堂の柱には龍の彫り物もあります。

住職さんが色々なお話しをして下さり、いい時間を過ごさせて頂きました。

2024年は甲辰(きのえたつ)です。

陰陽五行説によると「甲」は草木の生長を表す意味があり、植物が成長するようにどんどん勢いを増していくという意味があるそうです。60年前の1964年甲辰は、東京オリンピック開催、東京モノレール開業、東海道新幹線開業、日本武道館開館、太平洋横断ケーブル開通などがあり、色んなことが実を結んだ年だったのですね。

2024年辰年は、昨年まで努力をしてきたことが実を結んで成就する年になる、とあります。

明るい一年になるよう合掌。

辰年にちなんだ鳥取のスポットを調べると、琴浦町にある神崎神社がありました。本殿向拝の天井に全長16メートルの龍が彫られているとのこと。龍が持つ宝珠の下で家内安全や縁結びなどを願うと叶うといわれるパワースポットといわれているそうです。ぜひ節分までには行きたいと思っています。

最後になりましたが、皆様の益々のご活躍をお祈りいたします。