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とっとり健康省エネ住宅「NE-ST(ネスト)」はどうやって認定される?

2024年10月3日

鳥取県で家づくりについて色々調べていらっしゃる方は、こんな風に思われたことはありませんか?

「暖かい家で電気代が安くなるっていいなぁ。助成金が出る『NE-ST住宅』が気になる。でも認定が必要だし、もしかして高くて無理ないんじゃない?」
「良さそうだけど認定の条件とかもあるし、面倒そうだなあ」

などなど…。

少しでも興味を持っていただけたのなら、もう少しNE-ST住宅について知ってみませんか?

とっとり健康省エネ住宅「NE-ST(ネスト)」とは

NE-STロゴ

NE-STは鳥取県が独自に設けた、家の「断熱」と「気密」の性能基準です。
省エネ性能はもちろん、住む人の健康にも配慮した設計が特徴で、快適な住環境とエネルギー効率の向上を目的としています。

基準は国の定める省エネ基準よりも高く、世界を基準にしています。鳥取県は、NE-STを満たす家づくりを推奨していて、助成を行っています。

NE-ST住宅の特徴

  1. 健康促進
    室内が快適で、家全体が暮らしやすい温度に保たれるので免疫力がアップ、また急激な温度差でおこるヒートショックなどの健康リスクを減少します。気密性が高いので効率よく家中を換気することができ、アレルギーやアトピー、ぜんそくの原因となるカビや結露を防ぎ、家族全員が健康的に過ごせる環境を提供します
  2. 省エネルギー
    高断熱・高気密の性能を持ち、エネルギー消費が抑えられ、光熱費が削減されます。さらにしっかりとした断熱性や耐久性があるので、将来的な修繕費やリフォーム費用も少なく済む傾向にあり、長期的な経済メリットがあります
  3. 快適性
    四季を通じて室内が快適に保たれるので、ストレスフリーな生活が可能です
  4. 環境に優しい
    CO2排出量を抑え、環境に配慮した作りになっています。地球にやさしい家づくりに貢献しています

詳しくは、鳥取県のNE-STトリビア読本をご覧ください。

NE-ST住宅の性能基準

基準は断熱性能と気密性能について3段階のグレードを定めています。

補助金額の表

とっとり健康省エネ住宅「NE-ST」資料より

NE-STの認定を受けるには

認定を受けるためのステップは、次のとおりです。

  1. 事前相談 設計段階で、NE-STの基準に適合するように工務店と相談します
  2. 設計審査 NE-STの基準に基づいて設計が審査されます
  3. 施工確認 建設中に、基準通りに施工されているかを確認します
  4. 完成審査 住宅が完成した際、最終的な審査を受け合格するとNE-ST認定が下ります

NE-STの認定では、県に登録された事業者による設計・施行が要件となります。この事業者とは、県の技術研修を受講して、考査に合格した技術者が所属していることが条件です。
NE-ST住宅の認定をめざすときは、事前に工務店や建築士にそのことを伝えることが必要です。

「とっとり未来型省エネ住宅特別促進事業補助金」とは?

NE-ST住宅と認定された住宅では住宅ローン金利の優遇が受けられますが、且つ一定の要件を満たすことで、さらに「とっとり未来型省エネ住宅特別促進事業補助金」を受けることができます。

  • 県内に本拠地を置く建設業者の施工
  • 独立した生活が可能な木造戸建て住宅
  • 県産材を10m3以上または内外装材に20m2以上使用
  • 着工してないもので翌年度1月末までに完成するもの
  • とっとり健康省エネ住宅『NE-ST』の認定を受けた住宅であること
  • ZEH、Neary ZEHとして認定を受けた住宅、または将来的な太陽光発電設置に備えた住宅であること           (とっとり健康省エネ住宅「NE-ST」資料より)

健康的で快適な暮らしのために

環境に優しく光熱費の節約ができるNE-ST住宅ですが、高断熱・高気密の家にするため、設計・建築におけるイニシャルコスト(初期費用)は増えます。しかし、その分、冷暖房費を抑えることができランニングコストを抑えることができます。

※県の推奨するT-G2レベルでは、計算上では約15年で冷暖房費の削減により増額となった工事費を回収できる試算となります。また補助金制度もあります。

家の温度については次のような研究結果も出ているとのこと。

ちなみに、WHO(世界保健機構)は冬の室温を18℃以上にするよう強く勧告している。暖かい家と寒い家では、介護が必用となる人の割合が変わり、健康寿命が4歳延びるという研究結果も出ている(慶応義塾大学理工学部 伊香賀研究所のデータによる)。もちろんNE-ST住宅は高断熱・高気密なので、冷暖房費のランニングコストを低く抑えることができる。
LIFULL HOME‘S PRESS 小倉ちあき“鳥取県独自の省エネ基準「とっとり健康省エネ住宅NE-ST(ネスト)」の意義とは?経緯や今後の展開を聞いた”より

冬の寒さや夏の暑さに苦しむことなく快適な温度を一年中キープでき、冷暖房にかかる電気代が削減、そして健康で暮らすことができるのは魅力的ですよね。

鳥取でこれからお家を建てようと考えていらっしゃる方は、NE-ST住宅を一つの候補に考えみてはいかがですか?健康と省エネの両方を兼ね備えたこの住宅仕様は、将来的にも大きなメリットをもたらしてくれると思います。

もっと少し詳しく知りたい、という方は、ぜひNE-ST登録事業者のシンコーホームにお気軽にご来場ください。

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